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これからの接骨院に求められること―未来型接骨院への指標―

接骨院業界内外でのデジタル技術の急速な発展、患者さまの生活スタイルや価値観の変化など、先生方を取り巻く環境は目まぐるしく変化を続けています。こうした周りの変化に対し、接骨院だけ変わらない、ということはあり得ません。先生方はこれから、これまでにない体験・対応を求めるようになるでしょう。(公開:2024年2月16日、更新:2024年3月6日)

マイナ保険証への対応

医療分野では2021年にスタートしたオンライン資格確認ですが、当時は導入義務化の対象外であった接骨院・鍼灸院等では、引き続き保険証が使用されていました。

しかし、2024年秋に、現行の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードの保険証利用に切り替えるという方針を政府が発表したことで、柔道整復療養費検討専門委員会では「2024年4月以降の資格確認の方法にオンライン資格確認を位置付け、2024年秋以降に導入を義務化」とする改正案を挙げています。

4月まであと少し。皆さま、導入準備はもうお済みですか?

患者の日常生活に踏み込んだ健康管理

ここ近年のコロナウイルス感染症の流行も相まって、人々の健康意識は以前より高まってきている傾向にあります。

自宅でのトレーニングやヘルスケアアプリ、Apple Watchに代表されるウェアラブルデバイスで、運動の記録や睡眠心拍数を記録する等、自分で自身の健康管理を行えるようにもなってきています。

しかし、数値を計測できても、健康になるために何をどう変えていけば良いのか、デバイスは行動変容の提案までは行ってくれません。

柔道整復師は身体に対する知識があるので、今後は施術だけでなく、患者さまの生体情報から生活習慣に対するアドバイスを行うことも求められると考えます。

ストレスからくる「痛み」への対処

コロナ禍によるリモートワークの増加や雇用状況の変化、SNSの普及による情報過多等、環境・日常の変化によって現代の人々の周りには緊張やストレスを感じる場が多くなりました。

そこから引き起こされる症状は、身体を負傷した痛みではなく、脳が感じる「不調・痛み」ということになります。

この痛みの解消には、柔道整復術だけではなく患者さま自身のセルフケアも必要です。柔道整復師からも痛み解消のために提案できることがあるのではないでしょうか。

「感覚」ではなく「可視化」で伝えること

何年も接骨院を続けられている先生方の「長年の経験による感覚」というものは非常に大切ですが、患者さまからしてみると「どうしてここを施術するんだろう」という疑問になることがあります。

逆に、患者さまが「もう痛くなくなったから治った」という自己判断で通院を辞められてしまったときも、施術者からすると「どうして来なくなったんだろう」と心配になります。

負傷箇所の視覚化ができれば、なぜこの部位を施術するのか、痛みが無くなる=治った、というわけではない、ということを施術者・患者ともに認識できるようになります。

解決策が知りたいなら【アトラ請求サービス】へ

病院が、血液検査、心電図、レントゲンなどのバイタルデータを使用するように、接骨院でも、歩行、睡眠、活動量、脳波などの連携・活用することで、今よりも患者さまに寄り添った施術が提供できるようになるでしょう。

患者さまとさらなる信頼関係を築くために、施術家の施す検査や手技を今以上に確固たるものにするため、ビッグデータやデバイスの活用を接骨院に取り入れる必要性が出てきます。

アトラ請求サービスでは、歩行や睡眠、脳波といった個々の生体データから、患者さまの状態を客観視し、多角的な視点により個々に最適化した提案を可能にし、それ伴う手続きはA-comsで自動化へ。

現状にスムーズに対応することはもちろん、来るべき変化にも慌てることなくスマートに受け入れられるサービスの実現を目指しています。

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