[新型コロナウィルス感染症]鍼灸院・接骨院の対策まとめ
新型コロナウィルスの影響を受け、各接骨院・整骨院でも多くの対策を取られていると思います。 印刷して掲示できる院内掲示物「注意喚起」「手の洗い方」「うがいの仕方」について、掲載している団体・企業のダウンロードリンクを集めました。掲示は各院の責任で行っていただくようお願いいたします。 皆さまのご健康と新型コロナウィルスの終息をお祈りいたします。(公開:2020年3月5日、修正:2021年1月5日)
感染を拡大させないための対策を
新型コロナウイルス感染症がどのように感染するのかについては、現時点では、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられます。
〇飛沫感染
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。
※主な感染場所:劇場、満員電車などの人が多く集まる場所
〇接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスが付きます。別の人がその物を触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染します。
※主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど
〇潜伏期間
世界保健機関(WHO)のQ&Aによれば、現時点の潜伏期間は1〜12.5日(多くは5〜6日)とされており、また、他のコロナウイルスの情報などから、感染者は14日間の健康状態の観察が推奨されています。
〇感染症対策
手洗いやマスクの着用を含む咳エチケットなど通常の感染対策が重要です。
〇手洗い・手指消毒
こまめに石けんと流水の手洗いまたはアルコール手指消毒剤を用いた手指消毒を行い、手を清潔に保ちます。石けんと流水の日常的な手洗いだけでは落としきれずに残ったウイルスや細菌を除去するために、さらにアルコール手指消毒を行うことも有効です。しっかり手洗い・消毒し、感染をストップさせましょう。
〇マスクの効果
マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ効果が高いとされています。咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクをつけましょう。予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策と考えられますが、屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着用することによる効果はあまり認められていません。
〈ほねつぎチェーン『衛生管理対策』動画をご紹介〉
来院された患者さまが陽性と判明したり、スタッフが感染した場合に接骨院で起こりうる流れ
各地で感染者数が日々増加している中で、自院の患者さまやそのご家族、またスタッフの感染がないとは言い切れません。
考えられる状況を想定しておく必要があります。
来院された患者さまが陽性と発覚した場合は、下記のような流れが考えられます。
①保健所から「新型コロナウイルスの感染者が来院した疑いがある」との連絡がある。
②状況によって、保健所が営業を続けてもよいか判断する。
③(営業を続けられる場合)営業続行か、念のための休業かを経営者が判断。
④(営業が続けられない場合)休業。
スタッフが感染、もしくは濃厚接触者と判明した場合は、該当のスタッフへの対応として下記の流れが必要になります。
①濃厚接触者で陽性と判明されたか、否かの確認
②保健所から伝えられた詳細内容を確認
③行動記録の確認
④勤務状況の整理と接触該当者の特定
⑤症状が出ていない場合でも、自宅待機など保健所の指示に従うよう指示
濃厚接触者の疑いがある該当となった施術所は、管轄保健所の調査(など)に協力する必要があります。
・対象者の勤務状況や接触該当者の特定
・対象者の感染防止状況
・院内における適切な感染防止策の有無
速やかに濃厚接触者を自宅に待機(一般例:14日)させるなど、感染拡大防止のための保健所からの指導があれば措置をとる必要があります。
施術所内において、クラスターが発生しているおそれがある場合は、休業等、必要な対応を要請される場合がありますが、必要な衛生管理と感染防止策を講じていた場合は、施設の休業等を求められることは確率として低くなりますので、まずは必ず感染拡大防止対策を徹底するようにしておきましょう。
鍼灸院・接骨院でも3密を避ける
冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法
季節を問わず、新型コロナウイルス対策には、こまめな換気が重要です。
しかし、冬本番を迎え、寒さと換気に折り合いがつかないことが多いと思います。
室温が下がりすぎないよう、上手に換気に取り組む必要があります。
厚生労働省から「商業施設等の管理者の皆さま」向けの冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法がリーフレットで紹介されていますので、こちらもご覧ください。
新型コロナウイルス感染症関連の補助金や貸付金について
日本政策金融公庫等が、新型コロナウイルス感染症による影響を受け3月17日より制度適用開始しました。 政府からの自粛要請もあり今後の運転資金に不安を感じている経営者の方も多いと存じます。 1つの選択肢としてご紹介いたします。
新型コロナ対策で紹介したい5つの事例
新型コロナウイルスが猛威を振るう中、接骨院の来院数や売り上げの減少は、仕方がないことなのでしょう。患者さまも、自ら外出を自粛されており、なるべく外には出ない、接骨院に行きたくても我慢するという方もいます。
しかし、中にはメディアや風潮に押されて、通院を断念する方も多く、そんな方々に対し接骨院側でその不安を払拭できる要素がない、または弱いということは問題なのかもしれません。
今対策できること、今後の視点として考えるべきことのヒントがみつかる5つの事例と今取り組むべきことをご紹介させていただきます。
患者さまとの関係性を継続するためのコツ
施術をしていない時間も患者さまをサポートするために、メールは欠かせないツールだと言えます。来院誘導はもちろんのこと、どのような情報を発信することが有効なのか、HONEY-STYLEのメッセージテンプレート機能を例にご紹介したいと思います。
「新型コロナウィルス 緊急アンケート」結果公開
新型コロナウィルスの流行に伴い、接骨院従事者の皆様も様々な情報収集や対策を行われていると思います。 アトラアカデミーでは全国の会員様へアンケートを実施し、その情報を会員様同士で共有いただける場ができないかとの思いから、4月3日~4月7日に「新型コロナウィルス 緊急アンケート」を実施いたしました。 緊急アンケートにご協力いただきました皆様、誠にありがとうございました。 短期間にも関わらず多くの方にご回答をいただき、今回はその結果を公開いたします。(総回答人数202)
接骨院・整骨院の院内掲示物ダウンロード資料のご紹介
接骨院・整骨院の院内掲示物ダウンロード資料のご紹介
・熱がある方への注意喚起資料
・厚生労働省発表資料
・手洗い方法に関する各種資料
・うがいの方法に関する各種資料
(SARAYA・株式会社ニイタカ・ユニセフ・第一三共株式会社)
※新型コロナウイルス(COVID-19)に関する最新情報は、厚生労働省サイトをご確認ください。
ダウンロードは、ログイン(無料会員登録)が必要です。
◼️アトラアカデミー
院内掲示で熱がある方へ申し出ていただくように案内する掲示物と、院の入り口などに掲示し、熱がある方は医療機関へ相談していただくように案内する掲示物の2つをご用意しています。
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