接骨院の物販で重要な法律と必要性
接骨院は、患者さまが日常生活を快適に送るために“施術を提供する場所”です。施術をサポートするために、物販を行う接骨院も以前より増えています。今回は、接骨院で物販を行う意義と知っておきたい法律など、基本情報をお話しします。(2018年10月29日公開、2020年12月10日修正)
接骨院で物販を行う3つの意義
接骨院は本来、施術を提供する場所ですが、その場所でなぜ物販を行う必要があるのでしょうか。
まず1つめは、施術効果をさらに高めるための生活指導ツールとして有効な点です。患者さまが接骨院に滞在する平均時間は、約30分と言われています。毎週30分施術をしても、接骨院にいない時間を悪い姿勢で過ごしていたとしたら、施術効果を実感しづらくなります。
施術効果を最大限に発揮し、変化を実感してもらうためには、自宅でできる簡単なストレッチや最適な寝姿など、接骨院以外での過ごし方についての指導が必要です。生活指導の一環として提案できるのが物販商品です。例えば、食生活が乱れている方へは、栄養素の消化・吸収をスムーズにする健康食品やサプリメント、腰痛や肩こりに悩む方には、骨盤を支えるサポーターやクッションなど。
物販の意義の2つめは、頻繁に通えない方のためのサポートができる点です。遠方にお住まいの方、仕事や家事などで忙しく、頻繁に通院できない方にとって、物販商品はとても活躍します。自宅で使用できるサプリメントや湿布などをお渡しすることで、接骨院に通っていない間も、体の状態を維持することに役立ちます。
3つめは、物販の購入を目的としたリピート来院につなげられる点です。患者さまがその商品を気に入ってくれれば、商品がなくなったタイミングで再度購入するために来院します。
登録すると続きをお読みいただけます。
既に会員登録をお済ませいただいている方は、
ログインページよりログインしてお進みくださいませ。
アクセスランキング
-
1柔整師・鍼灸師の施術メソッド
-
2柔整師・鍼灸師の施術メソッド
-
3接骨院の運営知識
-
4柔整師・鍼灸師の施術メソッド
-
5患者さまに伝えたい健康情報
関連記事
-
接骨院の運営知識
-
接骨院の運営知識
-
接骨院の運営知識
関連記事
-
2023.04.26サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とはどんな施設?高齢化が進む中、介護・医療と連携して高齢者を支援するサービスの提供が重要とされています。その中でも、高齢の単身者・夫婦のみの世帯が増加していることから、高齢者が安心して生活できる居住環境の整備を目的に創設されたのが「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」です。サ高住とはどのような施設なのか、サービスや老人ホームとの違い等について解説します。
-
2021.10.26接骨院業界のステップアップの要「多角化経営」とは「多角化経営」とは、企業が多種多様な分野へ経済活動の場を広げることを指しますが、接骨院業界でもすでに浸透しています。例えば、小顔調整等の「美容メニュー」。本来、エステ等の美容分野であるはずですが、今では多くの接骨院で提供されており、その背景には消費者のニーズの多様化が隠れています。今回は、接骨院業界が成長する契機でもある「多角化経営」について、その特徴やメリット・デメリットをご紹介します。
-
2023.03.15健康寿命延伸に向けた国の取り組み高齢化に伴う医療と介護の社会的費用がピークを迎えつつある今、高齢者が地域で自立した生活ができるよう、全国各地で介護予防のための取り組みが行われています。そんな中、接骨院では何を提供できるのでしょうか?参考例として、国の取り組みをご紹介します。(公開:2019年9月4日、更新:2023年3月15日)
-
法令など業界の
最新情報をGet! -
オリジナル動画が
見放題 -
実務に役立つ資料を
ダウンロード