請求業務から患者・スタッフ管理まで|ストレスフリーな請求業務の実現へ
アトラ請求サービスでは、請求ソフト『A-COMS(エーコムス)』を提供しています。本年中に大幅リニューアルを迎える目的と、アトラ請求サービスのスタッフが考える接骨院業界の動向についてお話いたします。
もっと柔軟に、施術者のニーズに応えたい
〈仲邑〉
当社の企業理念である「世界中の人を健康にしたい」の実現のため、鍼灸・柔整・あん摩の認知度を上げていきたいと考えています。そして、施術者が1人でも多くの患者さまを健康にできるように、施術に集中できる環境づくりをサポートすることが、私たちの役目です。
その実現に向け、アトラ請求サービスでは、請求業務の代行、返戻対応、最新業界情報の発信などを行っています。今回新たにリリースされる請求ソフト『A-COMS』もその1つです。
施術者によってさまざまなニーズがあり、「こんな運営がしたい」「こんな接骨院にしたい」という理想は十人十色です。「経営」という視点から考えた際に、請求ソフトにも多様性が必要だと私たちは考えます。そうすることで、より多くの施術者の夢や目標を実現させる手助けができると思っています。
※アトラ請求サービス:ホームページ動画
アトラ請求サービスのホームページには、近未来の接骨院をイメージした動画※を掲載しています。もしかすると「こんなことは現実的にあり得ない」と思われるかもしれませんが(笑)、ホログラムや自動決済、プロジェクターを駆使した情報投影など、技術的にはすでに実現されているものが多いのです。
しかし、どれだけデジタル技術が発展しても、人間だからこそできる部分、つまり、接骨院で今まで行ってきた施術の流れ(来院→受付→ヒアリング→施術→会計→アフターフォロー)は未来でも恐らく変わらないでしょう。
刻一刻と変化していく外部環境に対応できる請求団体となれるよう、ベースシステムを構築しています。
〈片田〉
ITの分野において、接骨院業界は他の業界と比べても遅れを取っているように感じていました。
最初期のA-COMSは、療養費支給申請書を作成するためだけの請求ソフトで、管理機能というものはありませんでした。医療機関のように、診察券を読み込むことで医師・スタッフが患者の情報を共有し、診察内容を登録し、自動精算機で会計処理を行う―。このような流れを鍼灸接骨院用に設計したものが、A-COMSの院内管理システムです。
療養費支給申請書を作成するだけではなく、スタッフの勤怠管理、患者の来院時間等の情報を抽出してマーケティングに活用できるなど、今までの請求ソフトと比べても先進的なものになっていると思います。
この先の変化に応じ、一から設計し直すことに
〈片田〉
現在のA-COMSは、元々ある機能に会員さまのお声を反映させたり、療養費制度の改正に合わせ変更したりする形で機能を追加しています。追加に追加を重ねているため、結果的に使いにくくなってしまった部分、連携ができていない部分が見られるようになりました。
キャッシュレス決済等のサービス連携も今後視野に入れ、その際に容易に連動できる仕組みを作りたかったこともあり、今のA-COMSの長所を残しながらも、一から設計し直すことを決めました。
〈河戸〉
現在のA-COMSでは、機能を追加したは良いものの、振り返って見ると「この形でなくてもよいのではないか」「この機能は不要だな」といった部分が見えてきます。とは言え、そこだけ限定的に整理しようとしても、他への影響範囲が分からない状態でした。
この業界はここ数年で大きく変わりましたし、今後も変わっていくでしょう。その変化に対応できるよう今回一からシステムを設計し直しました。今後どのような変更があったとしても対応が可能になり、運営に沿った操作ができるようになったと思います
顧客・勤怠管理も、マーケティングも
〈佐藤〉
今までレセコン、いわゆる請求ソフトは、パソコンごとリースで購入することが一般的でした。据え置き型のレセコンはインターネットと繋がっておらず、療養費支給申請書を作成するためだけに使用されることがほとんどです。
しかしA-COMSは、インターネットに接続してクラウド上の専用サーバーで患者情報を保管するため、今お持ちのパソコンをそのまま利用することが可能です。万一災害などでパソコンが破損しても、財産である患者情報が失われることはありませんし、新しいパソコンをご用意いただければ復旧することができます。
ご希望の方には、遠隔で繋ぎデモ画面を実際に操作していただけます。その方が導入した時のイメージが付きやすいと思います。
〈仲邑〉
マーケティング機能があるのも、ほかの請求ソフトと違うところです。今までは、患者がどの頻度で来院しているか等を把握している院は少なかったですし、把握しようという意識もなかったのではないでしょうか。
しかし、今や接骨院の数は5万か所を超え、患者が選ぶ接骨院の選択肢が増えています。接骨院側は、「患者に選ばれる院」を作らなくてはなりません。マーケティング機能で、年代別・性別・患者が受けた施術・来院頻度・患者の住所・リピート数をデータとして確認できるので、思い込みではない客観的な指標を作ることができます。
請求ソフトにマーケティング機能がついていることで、患者情報を別々で登録する必要がなく、日々の業務の負担にもなりにくいです。システム、マーケティング機能の使い方に不安のある方には研修等のフォローアップもしっかり行っています。
柔整・鍼灸・あん摩、すべての請求業務をひとつに
〈河戸〉
A-COMSは、もともと柔整の保険請求をメインに考え構築したものにそれぞれの機能を追加していましたが、新しいA-COMSでは、柔道整復、鍼灸、あん摩、そして各々の療養費・自費・労災・自賠責、また訪問施術といった、すべての請求業務をシームレスに行うことが可能になりました。
院内管理システムとしてA-COMSを使用するとなると、「レセプトを作成する」という月次の業務ではなく、「日常業務の流れに沿って使用する」ということが前提となります。
しかし、業務の流れは毎日同じであるとは限りません。例えば、現在のA-COMSに保険証を登録しようとしたときに、会計に患者さんが来たとします。そうすると、もちろん会計を優先しないといけないので、登録作業は一から入力し直さなければいけませんでした。途中のデータを保存する、ということができなかったのです。
そのため、新しいA-COMSでは新しく画面の切り替え機能を追加しました。データ入力の途中で中断し別業務に取り掛かっても、後で途中からデータ入力作業を再開できるようにしました。
〈佐藤〉
新しいA-COMSは基本的な業務フローに合わせて、左から順にデータ登録のページが並んでいるので、直感的に使いやすくなったと思います。また、ウィンドウごとに保存できるようにもなり、画面の切り替えがスムーズになりました。
〈河戸〉
以前は、タブ分けされたものを一個ずつ保存しないといけなかったですからね。同じ作業の範囲内ならまとめた方が分かりやすくなりますね。
会員さまから「こうしたい」「この機能が欲しい」という要望はいくつもいただきますが、「なぜその機能が必要なのか」「どの業務の流れでそういう機能が必要なのか」という本質的なところが分からないと、根本的な解決になりません。実際に接骨院でA-COMSをどう使っているのか、会員さまにご協力いただき、実際に訪問させてもらったりお話を伺ったりと、調査には力を入れました。
【利用者の声】
請求ソフトは10社くらい見て検討しましたが、A-COMS以外は療養費請求のみを考えた作りになっていたと思います。なので、A-COMSは他社製品と比べて全然違うと思いました。
例えば、宣伝広告活動をするうえで直接近隣の方にご挨拶をしたいと思っても、どこを重点的に回れば良いのか分かりませんでした。しかし、A-COMS上にあるマップなどの顧客情報管理機能を知って、「もはや請求ソフトじゃない!」という衝撃がありました(笑)。開発者の目線がすごいな、という印象でしたね。
患者データをもとにしたマッピングやリピート率等が、保険情報や来院情報を登録するだけで反映されるという部分が素晴らしいなと思います。顧客情報管理ソフトはレセコンとは別になっていて、もう一度入力し直さないといけないものが多いのですが、A-COMSはそれがレセコンの中に入っています。
その機能が院経営に必要か、施術者がすぐに情報登録できる導線になっているのか、という部分をしっかり分析しているからこそのシステムだと感じました。
(リリース前のA-COMSについての感想です。)
業界のITレベルを引き上げる
〈仲邑〉
業界は、療養費請求の適正化に向けて動いています。その中で、正しい施術・請求をしているのに、明確な証拠を提示できず、「不正しているのではないか」と疑われることもあります。
A-COMSには、患者さまへ事前に施術内容を確認・署名していただく「施術内容確認書」、領収書の発行履歴、不正操作を行った場合の記録・抽出機能など、療養費請求の根拠となる証拠をすぐに提示することができる仕組みが備わっています。
きちんとA-COMSを使いこなすことで、不正請求だと疑われない体制を作ることができると思いますし、もし疑われても自身の潔白を証明することが可能です。正しい請求をしていることに対し、自信をもって「正しい」と言えるはずです。
〈片田〉
単純に、皆さんが便利で使いやすいソフトになれたら一番良いですね。使い始めてみて、最初は操作に戸惑われることもあるかもしれませんが、すぐに無いと困るものになると思います。
接骨院を支えるシステムとして、他の業界のITレベルと同水準にまで引き上げることが目標です。5Gの導入もスタートし、私たちが迎える未来は動画の世界です。現状にもスムーズに対応でき、かつ、来るべき変化にも慌てることなくスマートな業界でありたい。そのためにA-COMSが必要になってくると感じています。
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